昨今よくテレビでも耳にする『2024年問題』
もともとは長時間労働が多いドライバーさんの労働環境を良くする為に施行された<働き方改革関連法>ですが、その改正で物流業界をはじめドライバーさん達によって支えられていた運送の現場では大きな混乱が生じています。
物流を生業にしている我が社でももちろん日々の運行に大きな影響を感じていますが、これは決して業界のみの問題ではありません。
このまま物流の混乱が続いたら...
長距離輸送が難しくなり、日用品や新鮮な海産物や青果物が手に入りづらくなったり、
運送料金の高騰に伴い物価が上がったり...
路線バス、観光バスの人手不足が続いたら...
市民の外出が不便になったり、
子供達の遠足が中止または場所変更になってしまったり...
実際ドライバー不足によりバスが手配できず、修学旅行も予定していたバス移動が電車に変わったり、課外授業がやむなく中止になったり...といった事象もあるそうです。
私達「一般消費者」にとってもとても他人事では片付けられない問題となっています。
物流・運送業界の混乱が世の中の混乱に繋がっている。
そんな中、ふと近江商人の「三方よし」の言葉が頭をよぎりました。
『売り手によし、買い手によし、世間によし』を表現した「三方よし」の精神
商売において売り手、買い手が満足するだけではなく社会に貢献してこそよい商売
…という意味で多くの企業にとても大切にされている言葉です。
世の中が混乱している今、もう一度基本に立ち返り「三方よし」となる方法を皆で知恵を出し合い考える時なのかもしれません。
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